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社長挨拶 株式会社 内外/株式会社 東京鋳造所 代表取締役社長 小澤 淳

現状維持は退化のはじまり。

小澤社長

2015年3月に㈱内外の代表取締役社長に就任しました。

同じく代表取締役社長を務める子会社の㈱東京鋳造所では、前身となる齊藤鋳造所(曽祖父 齊藤熊治が創業)から数えて4代目の経営者となります。

私は今、恵まれた環境にあります。当社は中小企業ではありますが、先代が作り上げた企業基盤は安定しています。また、日本、世界を代表するお客さまからは、高い評価をいただいていますし、公的機関や銀行、関係会社からは多くのご支援をいただいています。さらに社員たちは真面目で明るく、厳しい環境に臆することなく、鋳物職人として真剣に日々の業務に取り組んでいます。

しかし、世の中の流れは驚くほどの速度で変化しています。以前は「昔」というと、10年も20年も前の話でしたが、今では昨年の事が昔と感じる時代になりました。この恵まれた現状を維持するには、繰り返しの日々を送るわけにはいきません。今の時代、現状維持は退化を表します。移り行く時代に遅れる事なく、先行する意識で日々を過ごすことが、現状以上の未来を創ると考えています。

100年企業をめざして。

ジシュヌ・マダヴァン氏との対談
ジシュヌ・マダヴァン氏との対談

東京鋳造所は、2029年には100年企業になります。私には4代目という重責の中で、100年企業をめざして、さらに会社を進化させる使命があります。
そのために来たる2020年に向けて、『VISION 2020』という経営ビジョンを作りました。自らを存続させるための基盤作りのために、また災害や経済危機など外的要素にも耐えうる生命力を養うために、様々なプロジェクトを策定しました。

その中の1つにインド工場(2016年稼働開始目標)があります。信頼できるパートナーや、一生懸命に取り組むインドスタッフ、そしてこれまでに知り合った数多くの支援者の皆さんにご援助いただきながら、これから世界の中心となっていくインドで、日本の物づくりの再現をめざします。

鋳造の新しい次元を拓く。

小澤社長
株式会社レステックス 齊藤社長

㈱内外、㈱東京鋳造所は、共に「圧倒的な高品質」を掲げており、品質の追求はこれからも大きなテーマです。従来、鋳造は鋳物職人の感覚に頼っていました。感覚は経験から生まれた職人特有のカン、着眼点や発想など多くの要素によって成り立っています。私は「圧倒的な高品質」をめざすには、そうした職人の優れた感覚に科学的な思考やテクノロジーを融合させることが最善の道と考えています。

私は自動車部品メーカーで15年間、ディーゼル触媒の開発に携わっていました。その経験を活かし、温度モニターなど「鋳物が作り出される瞬間の可視化」を実現し、品質を飛躍的に向上させました。

今後は、監視・記録のシステムから、自動制御へと進化させることがテーマで、すでに開発をスタートさせています。また、データのデジタル化は世界どこでも共有可能となり、インド工場でも圧倒的な高品質の鋳造が実現できます。こうした先進的なアプローチにトライしながら、鋳造の新しい次元を拓いていきたいと考えています。

日本での鋳造にこだわり続ける。

エネルギー問題や人口減少など、多くの課題を抱える日本の製造業は、いまだ厳しい状況に置かれており、世界的な競争力を失いつつあります。このような中でも、私は日本という国を愛し、日本で生きていきたいという強い想いを持っています。日本人の良さは「勤勉で、思いやりの精神を持っていること」だと思います。仮に世界から評価されたとしても、決しておごりを持たず、常に努力を怠るべきではありません。

鋳物は、精神が品質に現れる製品です。ごまかしの品質ではなく、常に最高の品質を追求してこそ、日本で生産する意味を持つと考えています。それが、私たちが群馬の地に拠点を置いて事業を行う理由です。だからこそ、私たちはそこそこの品質では満足せず、常に圧倒的な高品質を追求していかなければなりません。

自分の子どもに入社してほしいと思える会社に。

小澤社長

私の目標は、社員の皆さんが「自分の子供たちも、この会社に入れたい。」と言っていただける会社にする事です。

企業は人です。社員が一丸となって働く企業は、良い製品を作り出すことが可能となり、結果として顧客の信頼を得ることができます。社員一人一人が、私たちの製品に価値を付けてくれるお客さまに、誠心誠意を尽くす会社を、末永く継続できるよう日々精進して参ります。

代表取締役社長 小澤 淳