100年企業への基盤固めへ。
生命力を高める5か年プロジェクト。
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2016
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2020
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「内外/東京鋳造所の生命力を高める」をコンセプトに、2020年の東京オリンピックを指標とした経営計画『VISION 2020』を2015年度からスタートしました。
経営計画『VISION 2020』
2029年、東京鋳造所は100年企業になります。
創業以来の大きな節目として、内外と共に次世代への道を築いていきたいと考えます。
目まぐるしい経営環境の変化の中、圧倒的な高品質の鋳物を作り、産業や社会に貢献していくためには逆風にもびくともしない生命力を蓄えることが重要と考えます。
そのためには、既存事業のさらなる改革と進化、新しい事業の創出を実現しなくてはいけません。
そこで2029年を見すえた基盤強化のための5か年の経営計画『VISION 2020』を策定しました。
内外と東京鋳造所は一体となって新しい戦略と既存のプロジェクトの推進を併せながら、スムーズな事業継承を行い、成長をめざします。
『VISION 2020』のテーマと主な施策「圧倒的な品質」の追求
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IATF 16949:2016の認証取得
自動車業界の高度な品質マネジメントシステムIATF 16949:2016を取得(2018年7月13日)。これにより欠陥製品の予防、ムダやバラツキの低減をめざし、製品の高品質化をさらに向上させます。
認証範囲
株式会社 内外/株式会社 東京鋳造所(群馬県高崎市上豊岡町561-8)
高圧燃料噴射ポンプ、ターボチャージャー用等のアルミ鋳造部品の製造(除外:製品設計)
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Hプロセスの量産採用
高精度、低コストを実現する鋳造法、Hプロセスの量産トライを2015年2月からスタートしました。
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インドのプラント稼働
2013年から進めてきたインドのバンガロールプラントが2017年10月に開設。開所式も終え、いよいよ稼働します。
敷地面積11,000m²、延べ床面積3,800m²という広さを持ち、日本や欧州向けにアルミ鋳造部品を製造します。
IoTシステムを使って、日本、インド間でほぼリアルタイムで温度データを管理。
それにより、インドでも日本と同じ品質維持を可能にします。
プラントは今後、製造ラインの拡張、生産量拡大を予定しています。
「次世代の鋳造環境」の構築
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新技術の導入
将来に予想される化石燃料の枯渇に備え、内燃機関以外でも優位性の高い技術の開発をめざします。
そのために海外企業との連携などグローバルな視点で取り組んでいきます。
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次世代鋳造装置の導入
これまでの条件監視から条件管理を実現する、次世代方式の鋳造機を2015年に導入しました。これにより、より高精度な工程が可能となります。
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IoTシステム導入による高精度な品質管理
IoT (Internet of Things)を品質管理に活用、センサーを埋め込んだ金型から集めたデータを工場間でリアルタイム管理。より精度の高い品質管理をめざします。
「新事業」の推進
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野菜栽培
榛東工場を新たに野菜工場として活用。水耕栽培システムを導入して葉物野菜の生産を行います。2015年よりテストプラントが稼働しています。鋳造時に発生する熱を使用するなどリソースを上手に生かした運営を図っていきます。
農業が盛んな群馬ならではの取り組みでもありますが、定年後の再雇用やノウハウの蓄積によって生まれるビジネスチャンスも視野に入れた展開を行っていきます。
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太陽光発電
東京鋳造所の工場屋根に、200kwの太陽光パネルを設置、加えて榛東工場に100kwの太陽光パネルを設置しました。
製造では多くの電気を使いますが、環境やエネルギーへの配慮も社会貢献と考え太陽光発電を導入しました。と同時に、売電事業も自然災害時の電気確保など地域のエネルギープラットフォームとしても機能させたいと考えています。
「次世代職人」の育成
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新技術による高度化にも対応できる人材育成
当社では若い社員の急成長が目立ってきています。
これからは昔から継承されてきた鋳物職人としての技術に加え、新しい技術や新しい方法の習得も必要になります。
次世代の鋳物職人へと成長できるようさまざまなプログラムなどを通じて育成に注力していきます。
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女性も快適に働ける工場
女性社員の比率を上げていくことも目標に掲げています。そのために従来の工場のイメージが変わるような、女性が快適に働ける環境整備をめざします。
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地域での雇用支援
2010年より、地元の特別支援学校の生徒の体験業務を受け入れています。研修生の中から正社員として雇用したケースもあり、引き続き支援を行っていきます。